23区で蕎麦が食いたい その2 [23区の数楽]
お蕎麦屋さんといえば、もう1つ、日本人には忘れられない、伝統の味を売る店、それは「お寿司屋さん」でしょう。お蕎麦屋さんとお寿司屋さん、23区で多いのはどちらでしょう。
今度は、少し違うデータを使って比べてみます。食品衛生法に規定された業種で「飲食店営業」という区分に属する施設数から「そば屋」「すし屋」を抜き出します。23区全体では、「そば屋」4,264に対して、「すし屋」3,810、そば屋さんのほうが数でやや勝っています。これをさらに区別に見ると、すし屋さんのほうが多いという区は6区あります。中央区、港区、新宿区、目黒区、中野区、江戸川区がそれです。
ただ、何と言っても、すし屋さんは中央区で際立っていますね。この区のみは、そば屋さんよりすし屋さんが圧倒的に多い。23区中そば屋さんの数は第3位ですが、すし屋さんは断然トップです。やはり、「築地」でしょうかね。これに次ぐのが港区で、こちらもすし屋さんの多い区です。
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そこで、それぞれの区の「飲食店営業」の合計とそれに占める「そば屋」「すし屋」の割合、そして、それぞれの23区中における順位をまとめたものが次の表です。
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(研究員 小口達也)